2011/01/31

映画 感想まとめて(2010年12月)

12月にAppleTVを買ってから、またいろいろ見てる。
気軽にHD画質の映画をぽちっとできる感覚は素晴らしい。

「サヨナライツカ」
出演:中山美穂、君島秀俊
監督:イ・ジェハン

小説は先に読んでいて、その映像化という事で期待しての視点。
監督が日本人ではないので、画作りが独特。
東南アジアの空気感が伝わってくるのが素晴らしい。

が、ストーリー的に僕が大事だと思っていた最後の部分が、
なんか変わっていた気がするのが残念。

しかしながら、映像としては秀逸。


「ソラニン」
出演:宮崎あおい、高良健吾
監督:三木孝浩

わりとプロモーションされていた作品かな。
宮崎あおいがかわいい。
まあ、そういう日本映画。
曲は印象的。


「さんかく」
出演:高岡蒼甫、小野恵玲奈、田畑智子
監督:吉田恵輔

男女と、その妹を巻き込んでの三角関係。
ちょっとこの映画はきつかったかも。
演技の問題なのか、演出の問題なのか。
この出演者たちのファンが見るべき映画、かと。


「ノルウェイの森」
出演:松山ケンイチ、菊池凛子、水原希子
監督:トラン・アン・ユン

他人の情報が入ってくる前に見ておきたかったから、公開翌週の土曜夜に鑑賞。
ヒルズの駐車場、映画じゃ安くならないのね。。。

ハルキストが周りに多いので、賛否両論だと思うけど、
まずこの映画の評論をするには、
「映画化すべきか否だったか」というレイヤーと、
その上での「映画としてどうだったか」というレイヤーでの議論があると思う。

どうしても内容・ボリューム的に、
小説の内容の完全なる映像化は難しいし、そもそも映画化というのは、
ただストーリーを追って映像にするだけではないし。

と、まあそれでもあれこれ言いたくなるのだが、
一番は小説を読んでない人には、内容分かるのかな、と。
まあ、僕らぐらい内容に精通していると、台詞の背景や意味も分かって見ているけど、
そうじゃないとかなり難解なのではと思ってしまう。

ただ、ベトナム出身でパリに住んでいるという監督の個性は素晴らしく出ていた。
情熱大陸で、彼のこだわりの一片を垣間見る事が出来たけど、なるほどな、と。
すごく繊細な演出をする人なのだろう。

原作にはいろいろと思い入れがある人が多いだろうので、
彼の監督作で映画化したのはよかったと思う。
素晴らしい再構築だったと思う。


以上、2010年12月に見た映画たち。


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