2009/03/23

「都市へ仕掛ける建築 ディーナー&ディーナーの試み」展、本城 直季写真展に行ってみた

スイス・バーゼルを拠点にヨーロッパ各地で活動を展開する設計事務所ディーナー&ディーナー(D&D)。
建物は新築であれ改築であれ現存する都市の一部にならなければならないと考えるD&Dの作品は、自身のスタイルを登録商標のように掲げた有名建築家の「強い」建築作品と際立った対照を見せます。
D&Dの作品を見るということは、必然的に都市、またはその周辺環境に考えを巡らせることにつながります。
彼らのヨーロッパ都市での思
考・葛藤の足跡を知ることは、私たちの都市と建築とは何かを考えるひとつのきっかけとなるに違いありません。


なんかタイトルに惹かれて行ってみたのですが、
かなりガチの建築の展示でした。。。

それでも、もちろん触発される部分や、
なるほどーと思う部分もあって、
違う分野から刺激を受けることも悪くない、
なんて思ってみたり。

これは本日まで。
行ってみて、とオススメできないことがちょっと残念。


初台のオペラシティだったので、
そのまま散歩がてら、新宿まで。

本城 直季写真展「ここからはじまるまち Scripted Las Vegas」
http://www.epson.jp/epsite/event/gallery1/09/0902.htm

ミニチュアのように人工的な造形物としてとらえられる風景は、都市が人によってつくられたものであること
を、再認識させてくれる。見る者の幼心を揺さぶる写真の持つチャームは、多くの人々の目を楽しませ、ファースト写真集『small
planet』は、写真集としては異例の数万部にのぼるベストセラーとなった。2006年、同書で、木村伊兵衛賞を受賞した本城直季は、その後も、4x5
カメラによるあおり(フィルムに対してレンズの角度をずらして撮影すること)を生かした、魅力的な作品を発表しつづけている。

今回、エプサイトで初展観する、「ここからはじまるまち Scripted Las
Vegas」では、ここ数年来、ケニアやハワイなどで取り組んでいる、ヘリコプターからの空中撮影によって生まれた。あおりの効果はより高い場所で発揮さ
れるため行き着いたのが空中撮影だったのである。

1936年に完成した、ラスベガス東南35kmに位置する巨大なフーバー・ダムから供給される水は、アメリカの都市開発の源流である。このダムの水
は、砂漠を通過し、街の中心部を囲い込む整然と区画整理された住宅地を潤して、ラスベガスの賑わいをささえている。ある意味で、アメリカの象徴的な開発ス
タイルを遂げた街づくりの過程を、本城は、ヘリの上で辿り、俯瞰の風景を撮りおろしたのである。

広大な自然と、華やかな街づくり、そこで働く人々の居住地。それぞれの明快な境界線を描くラスベガスは、本城の視覚を得ることによって、壮大な街づくりの全容を現し、リアルなライヴ感をあふれさせる。




ミニチュアみたいな写真で有名な写真家。
この人の写真、すごく好き。

というか、ほんとにミニチュアなんじゃないかと、
昔けっこう信じていた。それくらい疑っちゃうほどなんだよなー。

ちっちゃな展示なんで、新宿西口に用事あれば、
寄ってみるのもありかも。こっちはまだやってるはず。
mini.jpg
今回のものではないけど、こんなんとかね。

syasinten01.jpg





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