2005/10/25

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~






本を読んでいて、こんなに涙と鼻水が止まらなかったのは初めてです。


次の日に、目が腫れているよと指摘されたのも初めてです。



そういう体験を僕にもたらしました。



よくよく考えると、僕は12歳の時から、実家に住んでいません。

週末には帰るとはいえ、ずっと離れて暮らしていました。

もうすぐで、親と離れている時間が人生の半分よりも長くなってしまいます。



うちのオカンも、自分のことは全て犠牲にして、僕ら兄弟を育ててくれました。



今思うと、そこまでしてくれた人というのは、他に見たり、聞いたりしたことはないです。



でも僕は、それに対して、うまく感謝を伝えられないし、最近はギクシャクしています。

もしかしたら、リリーさんの言う、一緒に住んでいなかったせいで、遅れて来てしまった反抗期なのかもしれないです。


でも、いつかはしっかりとその分を返していきたいと思います。


この本では、主にリリーさんとママンキーこと、オカンについてです。

題名にもあるように、時々オトンです。



でも、我が家でこの本を書くとしたら、間違いなく「オカンとオトンとニイチャンとボク」という
題名になります。


この本の中に、「当たり前の幸せを得ることが、どんなことよりも難しい」といったようなことが書いてあります。

その、何よりも難しく、何よりも大切なものを、ボクはオカンとオトンとニイチャンに与えてもらっています。


すごく感謝をしないといけないと思いました。



とにかくもう、オカンのこととか、家族のことを考える時間が少なくなったという人には読んで欲しいです。





そして、



涙もろくなったな、俺、とも感じた夜でした。


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