2009/02/27

「原君、どこ行ってもうたんや......」 町工場の求人ページが話題

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0902/25/news103.html

「5年前に入社した原君は、全然仕事をしません」----こんな文章で始まる、ちょっぴりドラマチックな内容の求人ページが、「はてなブックマーク」で話題になっている。兵庫県伊丹市の町工場・加藤電機製作所が、転職サイト「リクナビNEXT」に載せたページだ。

 見出しは「原君、どこ行ってもうたんや......」。白髪に作業服を着た社長が、きつく目を閉じ悩んでいる姿の写真が載っている。原君は、履歴書は立派
だったものの、「タバコを吸いに行ったらいつまでも戻ってこないし、お願いした図面を一カ月かかっても描き上げられない」というくらい「困ったもん」だ
が、「もう50を過ぎる」年齢のため、先行きを考えてクビにできないという。


 だが社長は最近、原君が「ハードはまるっきりだめでも、ソフトを任せたらピカイチ」だと気付いたそうだ。「うちはエリートの集まりではありませ
ん。公募で採用しても原君のような人しか来ません。すごい人は望んでいません。原君よりも仕事ができれば御の字です。でも、期待はしています」と、原君を
"ダシ"に、文章は続く。

同社は従業員数13人。制御盤や操作盤の製作などを手掛けており、シャープなど大手企業からも仕事が持ち込まれるという。「それぞれの長所をうまく
活かせば、大手にだって負けないすごいもんが作れる」のが売り。募集しているのは制御盤の設計を担当する正社員で、「黙々と図面作成に打ち込める人」が対
象だ。

 このページは「はてなブックマーク」で500件以上ブックマークされており、原君と社長が人気を二分。「素敵な求人情報」「さすが関西人」「面白い」といった感想が寄せられている。


 ちなみに原くんは普段は無口だが、年に1度の社員旅行では「影の宴会部長」として人一倍盛り上がるという。



例え、普通にやると味気ない求人ページになってしまうところでも、

少しのアイデア次第で、興味を惹く仕掛けをつくることはできる。

「情報を伝えようとするには、発信側の言いたいことだけを声を大きくして叫んでも意味がない。受け手が興味を持つように工夫して伝えないといけない。」ということですかね。


ちなみに原君は実在の人物のようです。



0 件のコメント:

コメントを投稿