2007/05/24

docomoがやたら盛り上がっているので

やたらと目にしますね、Docomo 2.0。



テレビ、新聞、電車、屋外、いろいろなところで目にした方が多いんじゃないでしょうか。



要は資生堂のTSUBAKI方式だろう、と思ったのがまず第一の感想。

景気も上向いてきて、CMでもそういう雰囲気を感じられるものが増えてきた。

そういった時代性を映す鏡の一つであるCM。



と、まあ別にそれに関しては、特にまあいいんじゃないかなぁとは思う。

人々に何やらドコモは賑やかだなぁと思わせるし、例え膨大なお金がかかっているとしても、タレントの好感度というのは利用しやすいと思う。


ということで、キャンペーンの単純さ(展開の仕方というよりも、コアの部分でのアイデアに関しての)は分かりやすくて、まあ結局こういうことだよね、とは思う。


でも、僕は個人的には認められない部分がある。

それは「さて、そろそろ反撃してもいいですか?」というキャッチ。


あるblogによると(その人は元NTTの社員であるが)、このコピーは確かにドコモらしくはないが、インナー向けのメッセージとしては強いものがあり、共感できるとのこと。

確かに、インナー向けにはいいかもしれない。

そこは納得できるし、企業ブランドとしての広告にはそういうメッセージ性を持たせることもある。会社といっても、ある哲学が一貫していることは少なく(逆
にそれができているのが"強い"会社である)、そこでむしろ社内向けに効くメッセージをつくり、それで会社を一つにまとめるということもあるとは思う。


ただ、このドコモのキャンペ−ンの場合、それはちょっと目的が違っているのではないかと思う。

単純に、生活者に「やっぱりドコモはすげーや」と思わせればいいのではないかと思う。

そのためのこのやり方ではないのかなぁ。


なのに、「さて、そろそろ反撃してもいいですか?」というのは、卑屈すぎる。

ドコモはあくまでも業界1位だし、長年築いてきたその地位なりの表現があるだろうのに。。それは捉え方の問題だとも思うけど。


個人的には、

「だから私はドコモです」っていう、メッセージを(確かに何も言っていないメッセージだけど)掘っていったほうが面白いんじゃないかなぁと思うのだけど。


つまり、僕は王者ドコモに、追うauとソフトバンクという構図で、王者としての堂々としているコミュニケーションを展開してほしかったわけだ。追う方が簡単で、受ける側は大変だけど、そこで流石と思わせるとさらに評価は上がると思うのだけど。


ま、個人的な感想。たぶん説明不足。

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