やたらと目にしますね、Docomo 2.0。
テレビ、新聞、電車、屋外、いろいろなところで目にした方が多いんじゃないでしょうか。
要は資生堂のTSUBAKI方式だろう、と思ったのがまず第一の感想。
景気も上向いてきて、CMでもそういう雰囲気を感じられるものが増えてきた。
そういった時代性を映す鏡の一つであるCM。
と、まあ別にそれに関しては、特にまあいいんじゃないかなぁとは思う。
人々に何やらドコモは賑やかだなぁと思わせるし、例え膨大なお金がかかっているとしても、タレントの好感度というのは利用しやすいと思う。
ということで、キャンペーンの単純さ(展開の仕方というよりも、コアの部分でのアイデアに関しての)は分かりやすくて、まあ結局こういうことだよね、とは思う。
でも、僕は個人的には認められない部分がある。
それは「さて、そろそろ反撃してもいいですか?」というキャッチ。
あるblogによると(その人は元NTTの社員であるが)、このコピーは確かにドコモらしくはないが、インナー向けのメッセージとしては強いものがあり、共感できるとのこと。
確かに、インナー向けにはいいかもしれない。
そこは納得できるし、企業ブランドとしての広告にはそういうメッセージ性を持たせることもある。会社といっても、ある哲学が一貫していることは少なく(逆
にそれができているのが"強い"会社である)、そこでむしろ社内向けに効くメッセージをつくり、それで会社を一つにまとめるということもあるとは思う。
ただ、このドコモのキャンペ−ンの場合、それはちょっと目的が違っているのではないかと思う。
単純に、生活者に「やっぱりドコモはすげーや」と思わせればいいのではないかと思う。
そのためのこのやり方ではないのかなぁ。
なのに、「さて、そろそろ反撃してもいいですか?」というのは、卑屈すぎる。
ドコモはあくまでも業界1位だし、長年築いてきたその地位なりの表現があるだろうのに。。それは捉え方の問題だとも思うけど。
個人的には、
「だから私はドコモです」っていう、メッセージを(確かに何も言っていないメッセージだけど)掘っていったほうが面白いんじゃないかなぁと思うのだけど。
つまり、僕は王者ドコモに、追うauとソフトバンクという構図で、王者としての堂々としているコミュニケーションを展開してほしかったわけだ。追う方が簡単で、受ける側は大変だけど、そこで流石と思わせるとさらに評価は上がると思うのだけど。
ま、個人的な感想。たぶん説明不足。
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