待ち合わせのときにちょっと時間が余って入った本屋にて平積みされていたので購入。
1991年度の「このミステリーがすごい」第1位だそうだ。
"最近の「このミス1位」と読み比べてみよう。"という帯をつけた新潮文庫と、わざわざ平積みにした本屋さんにちょっとした感心(つまりはちょっとした皮肉な感情と冒険心)をして、そのために購入。
確かにかなり読み応えのある内容だった。
Amazonのレビューに書いてあるような、「それぞれの仕掛けの必然性」は確かに万全にはなかったけれども、逆にこれくらいのものであったからこそ、ちょうどよい読み応えのものであったのだと思う。
そう、変に凝りすぎず、ちょうどよかったと思う。
そういうのは多くの人に受け入れてもらうためには必要な物だから。
麻布、六本木あたりを中心に、やけに東京の描写が生々しい。
別に、M-1でのチュートリアルのネタが思い浮かび読んでみようと思ったのが全てではない。
書評(およびAmazonのレビュー)では誰だって雄弁だ。
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