2006/09/15

秋の匂い

さて、休みが終わる。



でも、



カレンダーを見てみると、

明日の金曜日働くともう次は3連休。

軽く夏休みをもらった気分。

いい気分。



それにしてもだいぶ涼しくなってきた。

半袖でいると少し肌寒く感じる。

なんか3月って感じ。

なぜなんだろう。

どういうわけか、1つの年度が終わって、

新しい年度の準備をする3月の匂いがする。



何か新しい生活を始めなければ、と外の空気から感じてしまう。

家でも引っ越してみようかな、

新しい街で再出発しようかな、

とふと思ってしまう。



でも、

もちろんそうするには

金銭的にも時間的にも余裕がないし、

最近はこの街のいいところをちょくちょく見つけるから、

まだこの街にはいようと思う。

ここはここでいいところもあるんです。



休みということで、映画を見た。

映画館で「UDON」、DVDで「きょうのできごと」。

前者は途中で眠くなったし、後者は久々に時間が過ぎるのを早く感じた。

とはいえ、それがそのまま評価につながるわけではなく、

まあ心の滋養とはなった。

映画館で買ったポップコーンは食べきれず、途中でこぼしてしまったけど。



春と秋はやっぱりいい。

秋は動から静への趣きというか、

なにか寂しさのある移り変わりで、心に染みる。



いろいろなスピードで街を見ていくけど、

歩くスピードの時がじっくり街を見れる。

身近なところにも意外なものを見つける。

そういうのってガイドブックとかじゃなくて、

やっぱり自分の足で見つけた方が嬉しい。

世の中、効率性だけでは得られないものもある。



休みにしたこと2つ目、掃除。

久しぶりにキッチンを掃除してみて、

ヤカンが輝くほどキレイになったのに驚いた。

もともとこんなに輝いていたことも忘れていた。

掃除をしていると、人生も部屋の掃除みたいなものだと、ふと思った。

部屋が汚い時には、心の中が汚れているときだし、

部屋を磨いてキレイにしているときは、

自分を磨いて、他人から魅力的に見えるとき。

そう考えると、部屋も自分も常に磨いておかないと、と思った。

汚く雑然としている部屋や人では、他の人からは何も魅力的に見えない。



なんかまた1つ人生の生き方のルールを見つけた気がする。



僕は最近、喫茶店で食べる食事が好きだ。

昔っぽい洋食とか。

だいたい僕もそういう時代に生まれてくればよかったのに、と最近では思ったりもする。

そういう時代って正確に定義できないけど、

古きよき昭和の学生の時代。

今日も、トモアキの家の近くで、やつは3年近く住んでいるのに

行ったことのない店というのに昼食を食べに行った。

豊富なチョイスの中から2品選べば~円、3品選べば~円という店で

決して高くはなく、すごくいい店だと思った。

こういう店が家の近くにあればよかったのに。

もしかしたら家の近くにもこういう店はあるかもしれない。

でも、全然チャレンジしていない。

なんか一人だと躊躇して、どうしてもチェーン店の牛丼屋さんに行ってしまうのだ。

そのへんが平成の学生なのだろう。

ただ、昭和を羨ましく思う平成のサラリーマンとしては、

これからは積極的にそういうものに手を出して行こうと思う。



こんな風に色々なことにこだわりというか、

好みが出てきた。少しずつ。

幅は狭まってきてるけど、でも深みは増している。

そのようにして、実感がない23歳。

確かにこの年齢では、もう少し深みがあってもいいんじゃないかと、

昔の自分の23歳像では思う。



じゃあしばらくは自分深みを目指します。

拡散の後に収縮、そしてまた拡散と収縮。

これが僕らが会社に入る前に会社から前に教わったこと。

どんなことにも当てはまると思う。



久しぶりに長い文章になった。



成長って連続性のあるものではなくて、

直線で表せるものでもないから、

成長するときには一気に成長すると思う。

そういうわけで、今は自分を磨くとき。

部屋を掃除するとき。



今の人生のテーマは

「こざっぱり」

昔からこの言葉は好き。



今日の夕食は自作ナポリタンでした。

パスタにケチャップ入れればナポリタン。



古きよき昭和。

僕は平成サラリーマン。


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