2012年5試合目。スタジアム観戦。
高校サッカー選手権、決勝。国立競技場。
不思議と様々なエピソードがまつわる決勝。
四中工のキャプテンの国吉君は、千葉県出身で市船のセレクションに受からずに、四中工へ。
市船のキャプテンの和泉君は、四日市出身で、四中工のセレクションに受からずに、市船へ。
中学時代、四日市で一緒にプレーした仲間も多く四中工に属している。
決勝、累積警告で出れないキャプテンの代わりは、中学時代に一緒にプレーしていたという生川君。
奇しくもチームメイトだった二人が、トップ下とボランチで相見えるという不思議な組み合わせ。
こういう事もあるんだなぁ。
ストーリー好きな僕としては、こういうストーリーがあるだけで、ぐっと来るところがある。
四中工は、MFの両サイドがワイドに張っている台形型の4-4-2。
2年生2トップが快速で、二人で攻撃できる破壊力。
対して市船は守備をベースにした、4-3-2-1。
さらに、両サイドバックも元はセンターバックの選手ということで、堅い。
内容は、開始1分に四中工先制。
市船はトップにボールが収まらないこともあり、苦戦。
このシステムで前にボールが収まらないと厳しい。
四中工の2トップのカウンターがうまくはまっていることもあり、
いつ追加点が入ってもおかしくない展開。
後半に入ると、四中工の疲れが見えてきたのか、徐々に市船もボールが落ち着き始める。
そして、切り札渡辺を投入。
采配も堅かった。最後はイケイケムード。
このまま終わるかと思ったロスタイムに粘りのCKから同点。
延長で市船が決めるのは流れからして当然。
市船の2得点は両方、和泉。最後までストーリーに欠かない試合だった。
しかしまぁ、市船の采配は堅かったなぁ。
ディフェンスラインは堅く、その前の3枚も堅い。
いまの時代っぽいけど、なんか高校生でそのサッカーは面白くない。
大分高校にもう少しがんばってほしかったなぁ。
短期トーナメント向けのサッカーではなかったということだけども、
ああいう勢いで突破するというのもいいかも。
いい加減、世界も、世間も、バルサのサッカーには飽きてきてる気がするので。
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